とある飛空士への追憶を読んだ
正月なので物語りでも読もうか。
といってもラノベwww
something orangeさんでいつかオススメされていたので気になっていたの。
正月からおっさんがラノベですよ。コレはひどい。
だが読み終わって打ち負かされた気分になったので
「作者様すいません。なめてました」となってorz...
王道も王道。特異な要素も無い。ていうかストーリー展開は普通に先読み出来ます。
残念ながら圧倒的な筆運びってこともなく。
でもね、それでいいのです。
それでよいのです。
夏の日差し、大空の開放感、若さ。ラストの切なさと未来への希望感は絶品。
「未来への希望感」ってのが今の自分には全く以て足りてないので打ちのめされたわけです。
懸命に生きてみてぇなぁ、まずはそこからからだよなぁとか、思いましたよ。
この物語の主人公達には守るべきもの?とか帰るべき場所?...違うな。信念?ちがうな、なんか
芯がある。芯があるからがんばれる、ちがうな、未来を目指せる。
芯があるから未来を目指せる。その芯の萌芽は過去にさかのぼるにしろ、物語が描写する
ある夏の出来事で形作られるワケですな。人と人が出会って生きていく上での芯が出来た瞬間を垣間見るわけですよ。
物語が爽やかで無いわけがない。希望が見えないワケがない。切なくならないワケがない。
全体として「うそくせぇ」って範疇ではあるけれども、人と人の出会いってすげぇなぁ、ってことを
改めておもってしまうのでありますよ。
守りたいものか。。。うーむ。
読んだあと深夜帯に一人で「うーむ」とかうなって部屋をうろうろしてしまったのはご愛敬。
アニメ見まくってもうドラマツルギーはおなかいっぱい、とかおもってたけど
王道ど真ん中、やっぱりすごい破壊力があります。
青臭いのが良いなぁ。
青臭いのが耐えられる人にはマジでオススメ
「実直で爽やか」こんな感じ。
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